農業をオープン化しようと軽い気持ちで言うところから初めてみる

客先常駐も社内請負も、なんならゲーム部活動も旺盛にやってる島田です。
たまにはちょっと未来のことも考えてみます。

AIをどう使いこなすか?

AIは「人間にとって代わる」という物言いをされることがしばしばありますが、それだとなにやらよくわからないものに世界を奪われそうな感じがしますね。あまり好い心持のしない考え方です。どちらかというと「AIを使いこなす」という方向で考えた方が「じゃあ何ができるんだろう?」ってなって、楽しいですよ。

「AIを使いこなす」というワードで考えごとをしていて、一体どういう分野で使いこなせそうなのか、そうだ農業の更なるオープン化があるな、と思いました。今でもインターネッツで農業のイロハは公開されていますよね。例えばいざ自分ちの庭を使うにあたって、図書館や本屋で本を調達して勉強してからようやく取り掛かれるくらいだった昔と比べて、今は調べ物も土や肥料を買うこともネットである程度事足りてしまいます。

きっと未来では、それを一歩進めてもっと「何を作るか」に特化できるんじゃないかなと思います。例えば低カリウムレタスのような、特定の目的を持った農産物を、AIを使いこなして個人が個人の為につくる、という未来があったら楽しいばかりか、多くの人が嬉しい未来を作れるだろうなと思います。農業はしんどいという言葉を聞くことがあります。自然相手だから甘くはないという言葉も。確かにそういった部分はあるものの、一度ゼロベースで、農業って未来どうなるとみんな幸せになるかなって方向で考えてみることもいいんじゃないでしょうか。

どういう未来が、皆にとって嬉しくて助かるのか

個人的な理想としては、誰でも気軽に農業を始めて、効率よく旨い農産物が手に入る。商売を始める云々はさておき、敷居を下げる方向に舵を切った方がいいんじゃないかなと思います。何故かというと、これから生産人口が減っていき、衰退が予想される日本では様々な手を打たなければならないはずで、少子化対策、ロボット・AIの導入、どれか一つをやれば劇的に解決する魔法の杖はありません。いくつかの対策が合わさって総合的に解決がなされる、というストーリーになるんじゃないかなと思います。なので、ここで書いたような、個人でできることを増やし、個人で消費財をまかなうのも一つの施策になりうるのではないかと考えます。

先人の英知が容易に手に入るようになり、開発環境の構築からサービスの作成まで、一人でもできるようになってきました。業界経験10年程度の若造ですけども、エンジニアの敷居は年々下がってきてるように思います。対して農業は自然相手ですから全く同じようなことはできないかもしれませんが、「同じように考えてみる」ということはできるんじゃないかなと。ここは農業に携わっている人間でないのでわかりません。知見を共有し合う、開かれた場があるのかもしれません。エンジニアの勉強会みたいな感じでね。そういや前職で、センサー作ってハウスの状態を監視できるシステムを作って売ってたけど、売れたのかな。まず個人は買わないだろうしな~。

シスナビはどうしていくのか

他人のやることディスは性分でないので置いておくとして、どちらかというと個人的には農業をオープンにする方に舵を切っていきたいと思います。手始めに、実家の両親が無農薬の米作りを広める方向でやっていきます。AIうんぬんを取り入れることは技術的にもできんのですが、無農薬で作ってまして、これが旨いんですよ。周りの人から反対されても自分のやり方を貫いて、自分の米作りノウハウを構築した父を尊敬しています。まずはそのノウハウと熱量と旨さを伝搬させていけたらなぁという思いで活動していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です