SES会社が帰社日を設ける理由とその効果を考えてみる。

​広報担当Rです。

世間はお盆休みと言うことでまったりな時間を過ごされてる方が多いかもしれません。僕も計画書を練り直したりあれやこれやと未来に繋がる資料作りやそれらに付随するような読書などにせっせと勤しんでおりました。(決してサボりでとは言わせない)

さて本題ですが、「帰社日を設ける理由とその効果について」駄文ながらも記してみようと思います。少しでも参考になれれば幸いです。ご指摘やご意見等ありましたらお気軽にコメントに残してくださると有難いです!
 
 
 

帰社日を設ける理由

客先常駐してる社員とコミュニケーションを図る

月に1回は帰社日を設けてる会社はすごく多いです。やはり自社勤務でない客先常駐となると本社との連携やコミュニケーションも希薄になりがちでお互い何をしてるんだろう?というところからギクシャクしやすいのではないかというのが根本としてあります。後は現場でのちょっとした悩み事や愚痴などもなかなか言う機会がないので、帰社日を設けることにより、ひたすらエンジニアの話に耳を傾ける機会は必要かなと考えてますね。
 
 

なぜ帰社させてコミュニケーションを取らないと行けないか?

今は便利なツールが沢山ありますが、文面、テレビ会議でのコミュニケーションの限界はあると考えてます。
例えば、業務だけに関する報告だけであれば「週報」「グループウェア」でのやり取りで事足りるかもしれませんが、そこを補填するにはフェイストゥフェイスが1番分かりやすいです。対面でのやり取りから本人たちの細かいニュアンスをしっかり感じ取って元気がないなとかそういった面も早めに吸い上げられるメリットがあると思ってます。そこをないがしろにすると後で大きな問題ごとと起こりやすいです。(相談が遅れることによる致命的な問題も出やすい、例えば退職など。)
 
 

帰属意識をしっかり持たせる

自分がこの会社にいる意味はなんだろう?という事を予め会社がしっかりと示し、常々本人達と対話しながら考えて行かなければなりません。人それぞれやりたいことも考えも価値観もバラバラです。
 
 

客先からの引き抜き防止もある?

客先常駐だとエンドユーザー、プライム(元請)、協力会社の方々などたくさんの方々と接する機会が多いかと思います。いろんな話を耳にすることもあるし、何かしら会社への不満が多くなってくるとどうしても隣の芝生が青く見えるようなことも沢山出てきます。会社からしたら社員が他の会社へ転職されるのがSESの中でも大きいリスク事として捉えられています。
 
 
エンジニアからしたら今よりも少し給与が上がるから…と安易に転職する方も割と多いです。が、個人的には目先の利益を追うより個人的な将来像をなるだけ具体化し、今の会社でできるのか?を熟考するのが良いと思います。社員一人ひとりが実現したい事を会社側にアピールしたり共有したりしながらバックアップしてもらえるように動くのが一番良いやり方だと思いますが、それは面倒と思われて転職したほうが早いと思われるのは非常に悲しいなと。そうならない為にも会社側は社員とのコミュニケーションの場を作る意味で帰社日を設けている意味があるかと考えてます。
 
 
 

現場での問題点の共有や改善を図る為の時間

主に週報などを使用すればある程度は現場状況を把握できますが、各自のメンタル面のフォローとなると情報が不足してしまいます。じゃあ対面の良さは何なのか、というのを考察してみます。
 
 

週報以外のフェイストゥフェイスの大切さ


社員も人間です。そもそもモノではないし、人それぞれ考えや価値観も違う、悩みだってある。それらを少しでも解消していくきっかけ作りが対面でのコミュニケーションなのかなと思ってます。コミュニケーションを取りたがらない人もエンジニアの人は割と多い気がしますが、ホウレンソウと呼ばれるものに対しては実直にやったほうが良いかなと。
 
 

会社の方向性の共有と各自の目的意識を持たせる

会社がどのように先を見据えながら考えて行動していくのかという事は社員は意外と見ていると思います。それらの想いや計画、会社の現状の実績はできる限り報告共有し、1人1人がどのようにアクションしていけば良いのかを一緒に考えてやっていかなければ良い会社にもならないのかなぁと考えてます。
 
 

各自がバラバラだと組織はいずれ崩壊する

ベクトルが皆バラバラな状態が続くと会社への不満の蓄積が増加し、最終的には離職率の引き上げの要因にもなりそうです。少しでもベクトルを合わせていくためにはどうすればよいか?を会社は考えなければなりません。
 
 
社員の幸せを追求し続けられる会社を作らないと大切な顧客すら満足させることは無理なんじゃないかと考えてます。幸せという定義がそもそもめちゃ曖昧なのですが、皆幸せを感じる軸が違います。社員達が叶えたい事をなるだけ叶えられるようにするにはどうする?をなるだけ共有し、そのためにこうしようああしようと議論していくことも大切かなと。それが本来のコミュニケーションと呼ばれる真髄に繋がって徐々にベクトルも合わさっていきやすいのかなと考えてます。
 
 
 

帰社日を設けないとどうなるか?


いきなりどうとなることはないかと思ってますが、帰属意識の低下は免れられないのかなと考えてます。
 
 
実は最近弊社では2ヶ月程帰社日を実施しなかった事があり、個人的にとても悔やみました。理由は社員側の言い訳、経営側の言い訳から2ヶ月実施しなかったのですが、社員の現場の悩みを吸い上げられずにコミュニケーション希薄から社員のモチベーション低下に繋がり、少々緊急事態になりました。
 
 
早めに汲み取れればもう少し事態も酷くなることはなかったのかなとも考えたりします。今は極力現場調整をさせて頂きながら帰社させて、問題共有、改善、業務報告、会社の方向性、現状報告などなどをざっくばらんでもまずは実施していこうと思います。(弊社はまだまだ人が少ないので)
 
 
帰社日を設けなくてもうまく回している会社も勿論ありますが、社員と顔を会わせる機会が少ないのは同じ仲間としてどうしても悲しいですし会社は何のために社員を雇っているのか?という根本的な考えから言ってることとやってることが違うという事避けるべく、改めて極力帰社させる方向にしました。
 
 
弊社では引き続き社員採用を実施しておりますので、気になるエンジニアの方はお気軽にお問合せ下さい。フリーランスから改めて正社員への再転換されたい方、ブランクある方、やる気ある未経験者も歓迎します!仲間を切望しております。
 
 
駄文となりましたが、少しでも参考になれれば嬉しいです。以上です。

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