藤田です。
大変ご無沙汰していました!ちゃんとしたブログ更新は約3年ぶりとなります。僕自身の振り返りやアウトプットの場と捉えながらコツコツ更新していきます。
「自分」が人生の主人公である
誰だってそうですし僕自身もそうです。それぞれ価値観も違いますし自分が何をやったら高い幸福度を感じるのかなんて異なりますよね。
僕の場合は、一度きりの人生を「笑って死にたい」と20代から強く思っていました。プロミュージシャンを目指して上京しましたが3年ほどで挫折し、その道を諦めた瞬間は正直先のことは何も考えてませんでした。目の前の仕事にしっかりコミットする事だけにひたすら集中していましたね。リーマンショック後の不景気時代だったので、単身上京で身内が誰もいない東京生活ですから当時は必死に生きていたと思います。
また自分の葬式を思い浮かべた時に沢山の方々に参列頂けるような人生を歩めれたらきっと「人生楽しかった」と思えるだろうと思い、「起業」が一つの選択肢に入りました。いまは亡き祖父はまさしくそういった人生を体現していた人という事も重なります。やりたいことがあるのはとても素晴らしいですが簡単ではありません。後悔だけはしたくないという想いから常に行動し続けてきた人生だと感じています。
やりたいことだけじゃご飯は食べられない
2015年頃の起業前に営業職をしながら、夜な夜な父と二人三脚でグレナビという磯釣り・船釣り情報サービスの企画運営を行っていました。このグレナビのサービス自体は「やりたいこと・求められること」には交わっていましたが、「できること」には入らずに今では細々運用に切り替えています。
父の趣味は磯釣りだったので小さい頃によく連れて行ってもらいました。それから大人になり色々と話を聞いてみると、根深い業界課題があること、こうしたいという父の熱量があることに共感しまして完全に乗っかってサービス開発を一緒にスタートした事を今でも記憶しています。
父はフロントマン(各地域の船宿さん情報集め、釣り人集客、サービス開発など)、僕はバック側としてIT担当(資金関連、Webサービス開発、SNS集客、Webマーケティング)を役割分担しながらやってました。この時に初めてWordpressを触ってWeb制作をしましたが色んな意味でハマった思い出があります。(笑)一部の機能は結局プロに頼みましたが、Wordpress経験が少しは役に立った事も大きかったと思っています。売上比率は少ないですが、シスナビはWeb制作も事業の一つとして細々やっています。
余談。いろんな方から「釣りはお好きなんですか?」とよく聞かれましたがグレナビを立ち上げてから釣りが好きになりましたと良く答えていました。案の定拍子抜けされる事が多かったです(笑)別にいいじゃないですか。会社で言うと創業社長のパッションに惹かれたようなもんですからね。それがたまたま実の父だったというだけです。楽な道ではありませんがやってみるというチャレンジの大切さを感じました。様々な痛みが伴うので覚悟は必要ですが経験を買ったと捉えられたので結果的に良かったです(笑)
「できること・やりたいこと・求められること」3つの視点が大切
前職経験をフルに活かせる、業界課題を少しでも解決できるような会社を創る、お客様貢献にコミットできる良いエンジニア集団を創る、そのような想いを叶えるためにシスナビが生まれました。特に営業職時代にSESの業界課題は相当根深いという事は肌で感じていましたので、少しでも良い会社創りをしたいという想いが念頭にありました。シスナビを考えた場合に「できること・やりたいこと・求められること」の3つがうまく重なり合いました。
例えば、多重請負構造で深い商流の現場参画となると、得られる売上利益が低くなりやすい大きな問題が生じます。
何社も仲介会社が増えていけばいくほどピンハネの金額も大きくなる構造のため、そもそも収益性が低くく事業運営が成り立ちません。コンプライアンス問題も大きいです。そのため社員への給与還元が少なくなったり、現場側と所属会社間のコミュニケーション齟齬が起きやすくトラブル多発の原因にも繋がります。また労働環境悪化にも影響したりエンジニアの作業工程が下流工程ばかりでスキルアップへ繋がりづらくもなります。結果的に社員の定着率が上がらず離職を多く招く結果になります。そういった業界課題の解決に貢献できる会社創りをすることが社会から求められることの一つなのかなぁと考えています。
仕事の考え方においてもこの考えは通じると思います。「やりたいこと・求められること」の場合、まずは「できること」に近づいていくためには実力をつけなければなりません。常にインプット&アウトプットを繰り返しながら行動することが大切です。「会社が与えてくれるから」という待ち型姿勢のみだと、チャンスが少なく成長も成果も出ません。シスナビでは自ら行動していけるメンバーが少しずつ増えてきたのでもっともっと増やしたい。成果が出るようになれれば、いろんな方から感謝されたり頼りにされたりするので仕事ってめちゃくちゃ楽しくなります。このような熱量を少しでも共有できるメンバーを今後も増やしていきたいですね!
以上です。