【社長ブログ】2期目の折り返しで見えたこと、3期目に向けてやること
ご無沙汰してます。藤田です。
気づけば今年も残り2か月ちょっと。ハロウィンだの年末だの、世の中はイベントだらけですが、私たちは相変わらず淡々と数字と向き合う日々。PCとにらめっこしながら、現状の数値とこれからの計画を組み立てています。(こういう時間に情熱を注げるの、実はけっこう楽しいんです)
さて、当社は2期目の折り返し地点を通過。下半期に入ってからの1か月は本当に一瞬でした。ここまでの振り返りと、3期目に向けて何に注力するのか、ざっくりまとめます。
目次
2期目で良かったこと
① 免税事業者の恩恵でキャッシュを積み上げ
資本金・売上等の要件を満たし、2期目は消費税が免除の期間。おかげで月次黒字→キャッシュ積み上げをコツコツ実現できました。
3期目からは法人税に加えて消費税の支払いも本格化。先行投資→回収→損益分岐点の見極めを、これまで以上にシビアにやっていきます。数字への解像度は日々トレーニング中。
② 売上・利益が徐々に安定
1期目は「なんでも初めて」で右往左往。経理は早々にアウトソースして営業に注力したものの、結果はすぐにはついてこず…。
それでも愚直に“良いと思うこと”を続けた結果、**2期目から優先してお声がけいただける取引先が増加。**方向性は間違っていなかった、と手応えを感じています。
2期目の苦労と学び
① 採用はとにかく難しかった
正直ここがダントツで難所。広告投資を当たり前に積み上げる他社を見て、「この規模で同じ戦い方は無理だ」と判断。
今期のエンジニア3名採用計画は一旦クローズし、
- 外向き:営業で売上・利益の確保
- 内向き:社員パフォーマンスの最大化
に集中しました。内定辞退などもあり、メンタル的に揺れる場面はありましたが、結果的に吹っ切れて、やるべきことに集中できています。
② 大手との取引で与信の壁
取引先は増える一方、**「3年未満とは取引しない」**など与信の壁も経験。決算書提出→内容でジャッジ、というシーンも。創業期は信用が薄いのは承知の上ですが、成果と実績を積み、観測可能な形で示すしかない。
“面倒だからやらない”は捨てる。感情を切り離し、やるべきことを淡々と積むことの大切さを痛感しました。
3期目に向けて:注力する3つ
1. 採用に投資する(ただし勝ち筋を見極めて)
1・2期目で不完全燃焼だった採用に、3期目は計画的に投資します。
- 目標:エンジニア3名程度
- 方針:媒体任せの“push型”から、母集団形成×コンテンツ×紹介を組み合わせた勝ち筋設計へ
- 前提:キャッシュと与信の射程を見ながら、無理のない運用
2. 既存深耕+新規の種まきを並走
システム開発支援の比率は業務系7割:Web/ベンチャー系3割。
若手採用・育成の観点からも、Web系比率をもう少し引き上げる方針です。既存の安定案件を守りつつ、新規先には小さく始めて大きく育てるための種まきを継続します。併せて**与信力の強化(開示/支払/体制)**も営業戦略上の重要テーマ。
3. キャッシュフロー最優先の投資設計
利益の積み上げ+追加融資の信用実績づくりを両輪で。
- 無理のない返済前提での投資→回収のサイクル
- “周りを見すぎて焦らない”を合言葉に、自社のリズムで積み上げる
今年は「酉の市」にも早めに参拝して、運とご縁も味方に。
まとめ:決断の質×スピードで前へ
考えることが多すぎて嫌になる日も、もちろんあります。
それでも、理念と指針に立ち返ると「やるしかない」に戻れる。甘い誘惑は多いけれど、いまはあえて泥水をすする道を選ぶ。私たちは石橋を叩きつつ、叩きすぎないうちに渡るスピードも大切にしていきます。
採用は継続中です。
少しでも気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
一緒に“泥水すするけど、めちゃくちゃ楽しい”を経験しましょう。
以上、近況とこれからでした。